何かを始めるたびに、
「今度こそ続けよう」と思うのに、
気づけばまた途中でやめてしまう。
そんな自分にがっかりしたことはありませんか。
僕自身も、学生時代から競技やトレーニングに本気で取り組む中で、
頑張っているのに続かない、空回りしているように感じる時期が何度もありました。
そのたびに
「自分は忍耐力が足りないのかもしれない」
そう考えてしまっていた一人です。
その後、パーソナルトレーナーとして多くの人と関わる中で、
続かずに悩む人を本当にたくさん見てきました。
そして分かったのは、
続かない原因は意志の弱さではなく、
多くの人が無意識に繰り返している行動の癖にありました。
この記事では、
なぜ頑張っている人ほど続かなくなってしまうのかを整理しながら、
続かない人に共通して見られる行動の癖を解説します。
「続かないのは自分が悪いわけじゃなかった」
そう納得できるだけでも、
これからの行動の向き合い方はきっと変わっていくはずです。
なぜ「頑張っているのに続かない」と感じてしまうのか
何かを始めたとき、
最初はやる気もあり、「今回は本気でやろう」と思っている。
それなのに、少し時間が経つと続かなくなり、
気づけばまたやめてしまっている——。
多くの人が、この繰り返しに悩んでいます。
続かなくなると、
「自分は根性がない」
「意志が弱いからダメなんだ」
と、自分の性格や努力不足を原因にしてしまいがちです。
でも実際には、
続かなくなった“きっかけ”をよく思い返してみると、
必ずしもサボっていたわけでも、手を抜いていたわけでもありません。
・思ったより成果が出なかった
・頑張っているのに手応えを感じられなかった
・理想としていた状態と現実の差に焦りを感じた
こうした小さな違和感が積み重なり、
「このまま続けて意味があるのだろうか」
という迷いが生まれていきます。
その結果、
行動そのものがつらくなり、
続けることよりも「やめる理由」を探し始めてしまうのです。
ここで重要なのは、
続かなくなった時点ですでに心はかなり消耗しているということです。
つまり、続かないのは
最初から意志が弱かったからではなく、
頑張ろうとする中で少しずつズレが生まれていった結果だと言えます。
続かない原因は「意志の弱さ」ではなかった
続かなくなると、多くの人は
「自分の意志が弱いからだ」
「もっと気合を入れなければいけない」
と考えてしまいます。
確かに、行動を始めるときには意志の力が必要です。
ただ、使える意志の量には限りがあります。
意志は、
疲れや体調、仕事や人間関係など、
日常のさまざまな出来事によって少しずつ消耗していきます。
どれだけ真面目で努力家な人でも、
常に高い意志の力を保ち続けることはできません。
実際に、続かずに悩んでいる人ほど、
決して怠けているわけではなく、
むしろ意志の力を使って何度も踏ん張ってきた人がほとんどです。
それでも続かなくなってしまうのは、
限りのある意志に頼り続けるやり方そのものが、
長く続く前提になっていないからです。
たとえば、
・やる気がある日は行動できる
・気分が落ちた日はやめてしまう
・成果が見えないと不安になって立ち止まる
こうした判断を繰り返していると、
意志をたくさん使った日は動けても、
少し消耗しただけで行動が止まりやすくなります。
ここで大切なのは、
意志をさらに強くしようとすることではなく、
意志を使い切らなくても続けられる形になっているかを見直すことです。
続けられるかどうかは、
根性や性格の問題ではなく、
行動との向き合い方や判断の置きどころで決まっていきます。
では、続かない人は具体的に
どんな向き合い方をしてしまっているのでしょうか。
次の章では、多くの人に共通して見られた
無意識の行動の癖について整理していきます。
続かない人が無意識にやっている行動の癖
多くの人を見てきて感じたのは、
続かない原因が性格や根性ではなく、
行動の中にある「判断の癖」によるものだったということです。
続かない人には、次のような共通点が見られました。
① 結果を急いで、最初から頑張りすぎてしまう
新しいことを始めるとき、
「早く変わりたい」「もっと頑張らないと」
そう思うのは自然なことです。
ただ、その思いが強すぎると、
まだ慣れていない行動に対して、
最初から高い負荷をかけてしまいます。
慣れていない行動 × 強度の高い頑張り
この組み合わせは、心身だけでなく、
意志のエネルギーも一気に消耗させます。
その結果、
「続けたい気持ちはあるのに、動けない」
という状態に陥りやすくなってしまいます。
② 理想が高すぎて、自分を追い込んでしまう
理想を持つこと自体は悪いことではありません。
ただ、理想が高すぎると、
自分が「できた」と感じられる基準も自然と高くなります。
慣れないうちから高い基準を求めると、
ほとんどの日が「できなかった日」になってしまいます。
失敗体験が積み重なることで、
「やっても変わらない」
「自分には無理かもしれない」
という感情が強くなり、行動を続ける意味を見失いやすくなります。
③ その時の感情で、続けるかどうかを判断してしまう
物事を判断するとき、
事実や経過を確認するのではなく、
その瞬間に浮かんだ不安や気分で決めてしまうことがあります。
たとえば、
「結果が出ていない気がする」
「周りの反応が気になった」
といった出来事をきっかけに、
実際の状況を見直さないまま判断してしまう状態です。
感情を基準にすると、
辞める理由はいくらでも見つかってしまいます。
その結果、続ける理由を探す前に、
行動を止めてしまいやすくなります。
こうした判断を減らすためには、
気合や根性に頼るのではなく、
行動そのものを仕組みとして整えることが有効です。
これらに共通しているのは、
意志が弱かったのではなく、
限りのある意志や判断力(=続けるための余力)を前提にせずに
行動を判断してしまっていたという点です。
つまり、続けるために必要なのは、
意志をさらに強くすることではなく、
余力を消耗しにくい向き合い方を知ることだと言えます。
この癖に気づかないまま頑張るとどうなるか
ここまで読んで、
「自分も当てはまっているかもしれない」
そう感じた人も多いのではないでしょうか。
これらの行動の癖は、1つ1つを見ると大きな問題に感じないかもしれません。
ただ、この癖に気づかないまま頑張り続けると、
「続かない → 自分を責める → さらに頑張る → また続かない」
というループに入りやすくなります。
一番の問題は、
「続かない原因が分からないまま、
自分の意志や性格のせいにしてしまうこと」です。
その状態が続くと、
新しいことを始める前から
「どうせまた続かない」と思ってしまい、
行動すること自体が怖くなってしまいます。
でも、これはあなたの性格の問題ではなく、
続け方を知らないまま頑張り続けているだけです。
続けられる人は、
この癖に気づいた上で、
行動の向き合い方を切り替えています。
続けられる人は、何をどう切り替えているのか
続けられる人は、最初から特別な忍耐力を持っているわけではありません。
多くの人を見てきて感じるのは、続けられる人ほど、
気合や根性で行動しているのではなく、
行動との向き合い方そのものが違っていたということです。
だからこそ、
続けられない人が「もっと頑張ろう」としても、
同じところでつまずいてしまいます。
続けられる人は、例えば次のような見方をしています。
・行動を感情ではなく仕組みとして捉える
・結果よりも「続いているか」を基準にする
・無理のない形で行動を積み重ねる
これらは特別な才能やテクニックではなく、
誰でも意識次第で取り入れられる考え方です。
実際に見てきた中でも、
こうした向き合い方をしている人ほど、
少しずつでも行動を積み重ねていくケースが多くありました。
では、こうした癖を前提にした上で、
実際に「続けられる人」は
どんな視点で行動を組み立てているのでしょうか。
続けられる人が、
実際にどんな考え方や習慣で行動を続けているのかは、
忍耐力が強い人がやっている習慣で具体例つきで解説しています。

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